第5回:泳ぎ方を覚えて広がる世界|完璧じゃなくていい、楽しむことからはじめよう
ここまできたら、いよいよ本格的に泳ぐ世界へ!
クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ。
泳ぎ方にはそれぞれの特徴がありますが、どれも共通しているのは“楽しむ心”です。
今回は、泳ぎ方を覚えていく過程で感じる「成長」と「世界の広がり」についてお話しします。
🏊♂️ 泳ぎ方を覚えるということ
子どもたちにとって、“泳ぎ方”を覚えるというのは、単に技術を身につけることではありません。
水に慣れ、動きを知り、自分の体を使って進めるようになったあとに、自分らしい泳ぎ方を見つけていく段階です。
泳ぎ方は「正解」ではなく「表現」でもあります。
腕の回し方や足の使い方、呼吸のリズムは人それぞれ。
大切なのは、“気持ちよく泳げているか”です。
💧 クロール:水とリズムの呼吸
クロールはもっともポピュラーで、呼吸のリズムを覚えるのに最適な泳ぎ方です。
最初は息継ぎで苦戦しますが、“吐いてから吸う”ができるようになると、驚くほどスムーズになります。
力を抜いて、水を感じながらリズムをつかむ。
焦らず、ゆっくり、息のリズムを体で覚えていきましょう。
🌊 背泳ぎ:水を信頼する勇気
背泳ぎは“水を信じる”泳ぎ方です。
顔を上にして浮くには、体をまっすぐに保ち、力を抜くことが欠かせません。
最初は怖がる子も多いですが、浮けるようになると一気に自信がつきます。
天井や空を見ながら進む感覚は、まるで空を泳いでいるよう。
背泳ぎが得意になると、水への信頼感がぐっと深まります。
🐸 平泳ぎ:動きの調和を感じる
平泳ぎは、全身をバランスよく使う泳ぎ方です。
手と足の動きを“合わせる”ことが難しく、最初はタイミングがずれがち。
でも、合ったときの進み方は本当にスムーズ。
水を押す感覚、伸びる感覚を楽しむように泳ぐことで、リズムと調和の心地よさを感じられます。
🦋 バタフライ:全身で感じる力強さ
最後はもっともダイナミックな泳ぎ、バタフライ。
全身を使って波のように動くそのフォームは、見ているだけで美しいですよね。
最初は難しいけれど、少しずつリズムをつかんでいくうちに、
「自分の体が水に乗っていく感覚」が味わえるようになります。
バタフライは、まさに“水と一体になる”感覚を育ててくれます。
🌈 完璧じゃなくていい
泳ぎ方を覚えていく中で、「うまくできない」「形が違う」と気になることもあります。
でも、それでいいんです。
完璧を目指すより、楽しむことを忘れないこと。
それがいちばん大切です。
水泳は、誰かと比べるためのものではなく、
自分の中の「できた!」を積み重ねていくスポーツです。
その小さな成功が、自信になり、笑顔になり、
やがて“生きる力”へとつながっていきます。
💬 コーチとして、父として
僕はコーチとして、そして父として、
子どもたちが泳ぐ姿をたくさん見てきました。
できなかったことができるようになる瞬間、
「見てて!」と目を輝かせる顔、
悔しさを乗り越えて笑顔に変わる時間。
そのすべてが、水泳の“楽しさ”そのものです。
だからこそ、子どもたちには伝えたい。
うまくなくても、楽しめばいい。
🌟 まとめ:水と生きる楽しさ
泳ぐことは、ただの技術ではなく、生きる力そのものです。
思い通りにいかないことも、リズムを崩すこともある。
でも、そこに気づいて、また前へ進む。
それが水泳であり、人生そのものです。
これまでの5つのステップで伝えてきたのは、
「子どもに伝えたい“泳ぐ楽しさ”」。
水と仲良くなり、自分を信じ、楽しみながら進んでいく。
そのプロセスこそが、泳ぐということの本当の意味だと思います。
完璧じゃなくていい。
笑顔で、気持ちよく、泳いでいこう。

