「プールでラッシュガードって着せていいの?」「長袖って暑くない?」——夏になるとよく聞かれる質問です。現役スイミングコーチの答えは、屋外プールならむしろ着せてほしい。理由は日焼けだけではありません。この記事では、コーチ目線でのラッシュガードの効果と、失敗しない選び方を解説します。
ラッシュガードの効果は「日焼け防止」だけじゃない
① 日焼け(紫外線)対策
子供の肌は大人より薄くデリケート。UPF50+のラッシュガードなら、塗り直しが必要な日焼け止めと違って着せるだけで対策が続きます。水遊びに夢中な子に日焼け止めを塗り直すのは、正直かなり大変ですよね。
② 実は一番大事:体温低下の防止
コーチとして現場で一番気にしているのはこれです。子供は体が小さいぶん体温を奪われるのが早く、唇が紫になって震えだす子を毎年たくさん見ます。ラッシュガードが1枚あるだけで、水中でも水から上がった後でも、体温の低下をゆるやかにできます。長時間の水遊びには特に効果的です。
③ 擦り傷・クラゲなどから肌を守る
プールサイドやウォータースライダーでの擦れ、海ではクラゲや岩場から肌を守ってくれます。海・川遊びでは保護具としても優秀です。
失敗しない選び方4つ
① かぶり式 or ジップ式?→ 小さい子はジップ式
濡れたラッシュガードは肌に張り付いて、かぶり式だと脱ぐのがかなり大変。自分で着替える練習中の子ほど、前開きのジップ式がおすすめです。かぶり式はフィット感が高く水中で動きやすいので、泳ぎ慣れた子向け。
② サイズは「ジャストサイズ」
大きめを買いたくなりますが、ラッシュガードはぶかぶかだと水中で重く、まくれ上がって機能しません。今の体に合ったサイズを選びましょう。
③ UPF50+(最高基準)を選ぶ
紫外線保護指数は「UPF」で表記されます。UPF50+が最高基準。夏の屋外で使うなら、ここは妥協しないでください。
④ スイミングスクール・学校プールはルール確認を
施設によっては着用ルールが異なります(屋内プールでは不要なことも多い)。スクールや学校で使いたい場合は事前に確認しましょう。レジャープール・海では基本自由です。
ラッシュガードのサイズの選び方|身長別の目安と「ぶかぶか」が危ない理由
ラッシュガードで一番多い失敗がサイズ選びです。「どうせすぐ大きくなるから」と大きめを買った結果、水の中でまくれ上がって役に立たなかった、という話をプールサイドで毎年のように聞きます。ここだけは押さえてください。
身長別サイズの目安
ラッシュガードのサイズ表記は、基本的に子供服と同じ「身長」です。今の身長に合う数字を選べば大きく外しません。
| 身長 | サイズ表記 | 目安の年齢 |
|---|---|---|
| 90〜100cm | 100 | 3〜4歳 |
| 100〜110cm | 110 | 4〜5歳 |
| 110〜120cm | 120 | 5〜7歳 |
| 120〜130cm | 130 | 7〜9歳 |
| 130〜140cm | 140 | 9〜11歳 |
| 140〜150cm | 150 | 11〜12歳 |
※メーカーによって作りは前後します。ぴったりを狙うときは、商品ページの実寸(着丈・身幅)も見てください。
「ぶかぶか」がプールで危ない3つの理由
① 水中でまくれ上がる
泳いだり水しぶきを浴びたりすると、余った生地が背中までめくれます。肌が出てしまえば日焼け対策の意味がなくなります。
② 水を含んで重くなる
大きいぶんだけ生地が水を吸います。子供にとっては想像以上の負担で、動きにくくなり疲れも早くなります。
③ かえって体が冷える
これがコーチとして一番伝えたい点です。生地と体の間にすき間があると、そこに冷たい水が出入りし続けます。ラッシュガードは体温を保つために着せるのに、ぶかぶかだと逆効果になってしまいます。
「大きめを買って来年も着せたい」はアリ?
正直に言うと、ワンサイズ上までならアリです。ラッシュガードは伸縮する素材なので、5cm前後の差なら体にフィットしてくれます。
ただし2サイズ上は避けてください。来年のために買ったつもりが、今年1年まったく機能しない、ということになりがちです。どうしても長く使いたいなら、ワンサイズ上を選んで今年は袖を少し折るのが現実的です。
濡れるとサイズ感は変わる?
乾いた状態でぴったりなら、濡れても問題ありません。水中では生地が体に張り付くので、むしろジャストサイズが正解です。
お店で試着できるなら、バンザイをして腕を上げてもらってください。お腹が大きく出るようなら短すぎます。逆に、腕を下ろしたときに袖が手のひらまで隠れるようなら大きすぎです。
よくある質問
長袖だと暑くない?
水に濡れている間はむしろ快適です。気化熱で体が冷えやすいくらいなので、暑さの心配より「上がった後に脱がせて乾いたタオルで拭く」ことを意識してください。
何歳から着せられる?
ベビーサイズ(80cm〜)から売っています。プールデビューの時から着せてOK。むしろ小さい子ほど体温低下が早いので効果的です。
日焼け止めはもう要らない?
顔・首・手足などラッシュガードで覆えない部分には必要です。「覆える所はラッシュガード、出る所は日焼け止め」の分担が最強です。
サイズは大きめを選ぶべき?
いいえ、ジャストサイズが正解です。「すぐ小さくなるから」と大きめを買いたくなりますが、ラッシュガードはぶかぶかだと水中でまくれ上がって機能せず、重くて動きにくくなります。目安は普段着ているTシャツと同じサイズ。今の体に合ったものを選び、シーズンごとに見直すのがおすすめです。
ラッシュガードを探す
※ジップ式・ジャストサイズ・UPF50+がおすすめです
プールでは日焼け対策と同じくらい、目の保護も大切です。付き添うパパ・ママも泳ぐなら、大人の水泳ゴーグル おすすめ10選と選び方もチェックしておくと安心です。
まとめ:ジップ式・ジャストサイズ・UPF50+
迷ったら「ジップ式・ジャストサイズ・UPF50+」を選べば失敗しません。わが家の愛用品は楽天ROOM「スイミング・水遊び」コレクションにまとめています。プールデビューの持ち物全体は子供のプールデビュー持ち物リスト【保存版】を、着替えをラクにするなら子供用ラップタオルの選び方もあわせてどうぞ。


