スイミングは親が見に行ったほうがいい?現役コーチが教える、見学のタイミングと帰りの声かけ

「スイミング、たまには見に行ったほうがいいのかな」「でも、送迎バスだし、仕事もあるし……」

現役のスイミングコーチとして、プールサイドから見ていることを正直に書きます。先に答えを言うと、見に行ってあげてほしいです。毎回でなくて大丈夫です。少なくとも2〜3か月に1回、どんなに忙しくても半年に1回。そして帰りに、話を聞いてあげてください。

この記事では、見に来る親が実際どれくらいいるか、見に来たときの子どもの様子、入りたてや泣いているときの見方、見学中にやめてほしいこと、帰りの声かけまで順番に書きます。

見に来る親は、実は一部だけです

プールサイドから見ていると、見に来る保護者は一部だけです。

見に来る家庭は、よく来ます。毎回のように来る保護者もいます。送迎バスを使っていない家庭は、見に来る人が多い印象です。

反対に、見に来ない家庭は、本当に全然来ません。送迎バスがあると、プールまで行く用事がありません。わざわざ見に行かなくても、スイミングは回ってしまう習い事です。

だからこそ、どうしても「任せきり」になりやすい。ここが、ほかの習い事と少し違うところです。

見に来てもらって、うれしくない子はいません

親が見に来ると、子どもの反応はいろいろです。

  • うれしくて、テンションが上がる子
  • いいところを見せようと、いつもより頑張る子

意外かもしれませんが、恥ずかしがったり、緊張したりする子はほとんどいません。どの反応にしても、見に来てもらってうれしくない子はいないです。

子どもの中には、「ただ見に来てほしいだけ」の子もいます。反対に、見てもらえないから「やらなくていい」と思ってしまう子もいます。見に行くことは、それだけで子どもにとって意味があります。

入りたて・体験のときは「こっそり」見てください

入ったばかりのときや体験のときは、どうしても気になりますよね。その気持ちはよく分かります。

ただ、この時期はこっそり見てほしいです。親が見えるところにいると、実際の様子が見えないからです。

泣いている・甘えているときは、いったん離れて

特に、「ママがいい」と泣いていたり、甘えていたりするときです。保護者が見ていたり、近くにいたりすると、甘えがなかなか収まりません。

心配だと思いますが、みんな初めはそんなものです。収まるまでいったん離れて、収まってからこっそり見てください。すると、実は楽しそうにしていたり、保護者として本当に見たかった姿が見られたりします。

泣いている間は、子どもの本当の姿が見えません。これは、コーチにとっても保護者にとっても困ることなんです。

見学中に、これだけはやめてほしいこと

必要以上に手を振る

うれしくて手を振りたくなりますよね。ただ、何度も手を振ると、子どもがそちらばかり見てしまいます。コーチの話を聞いていなかったり、よそ見をして危なかったりします。

泣いている・甘えているときに近づく、話しかける

上に書いたとおりです。必要以上に近くにいたり、話しかけたりすると、かえって落ち着くまでに時間がかかります。

帰りの車で、何を話すか

まずは、話を聞いてあげてください

「今日どうだった?」「どう思った?」と聞いてみてください。

親が見ていて感じたことと、子どもが感じていることには、けっこう違いがあります。その違いが分かるのが、見に行ったあとのいちばんの収穫です。

技術的なことは言わないでください

「もっと足を伸ばして」「手の形が違う」といった泳ぎ方のことは、コーチに任せてください。

ほめるのは、どんどんどうぞ

「今日見てたよ。あそこ頑張ってたね」。ほめるのは、ひとつで十分です。

注意していいこともあります

ただし、ふざけていた、話を聞いていなかったという態度のことは、注意して大丈夫です。

どれくらいの間隔で見に行けばいい?

間隔は、それぞれの家庭で自由です。毎回来られる家庭もあれば、なかなか来られない家庭もあります。

そのうえで目安を言うなら、少なくとも2〜3か月に1回。どんなに忙しくても、半年に1回は見てあげてください。そして帰りに話を聞く。それくらいでも、子どもは「見てもらっている」と感じやすくなります。

3人の父として、僕も同じです

僕も3人の子どもの父親です。正直に言うと、そんなに頻繁には行けないと思います。

でも、定期的には行きます。何とかして見に行きます。見に行ってあげたい、と思っています。

「行きたくない」と言われたときも、まずは見に行ってください

子どもが「スイミング行きたくない」と言い出したときも、見に行くことは大事です。「行きたくない」の中に、「見てほしい」が混ざっていることがあるからです。

続く子と辞める子の違いは、水泳が続く子・辞める子の違いに書きました。進級テストで止まっているときは、スイミングの進級テストに受からないも読んでみてください。

言われた最初の1週間にやること(話を聞く → 内緒で見に行く → ほめる → また聞く)や、スクールへの伝え方の文面は、noteにまとめています。
子どもが「スイミング行きたくない」と言ったら(note・有料500円)

まとめ

  • 見に来る親は一部だけ。送迎バスだと、どうしても任せきりになりやすい
  • 見に来てもらってうれしくない子はいない
  • 入りたて・泣いているときは、離れて、落ち着いてからこっそり見る
  • 見学中は、手を振りすぎない
  • 帰りは話を聞く。泳ぎ方はコーチに任せる。ほめるのはOK、ふざけていたら注意もOK
  • 目安は2〜3か月に1回。どんなに忙しくても半年に1回

見に行った日の帰り道の会話が、子どもにとっていちばんうれしい時間かもしれません。

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